極めて高い測定精度、ダイレクトマーキング対応
REA VeriCube
CMOSカメラを搭載したバーコード検証機で、1次元シンボル、2次元シンボル、DPMダイレクトパーツマーキングの検証が可能です。検証結果は、PC画面で確認し、データを保存したりPCプリンタで印刷できます。また、検証機の縦置きや横置き、逆さま置きに対応しているため、測定対象を3方向の位置で測定することができます。分解能は、光学モジュール交換により、0.09mm~0.25mmまで対応できます。
GS1 QR Code, GS1 DataMatrix, GS1 Databar Composite 対応
2021年 Datamatrixの長方形拡張版 DMRE に対応
アイニックスは、REA社のディストリビュータです。
特長
国際規格で検証
ISO/IEC 15415に適合した2次元シンボルの検証とISO/IEC 15416-2000 (JIS-X-0520)、ISO/IEC 15416-2016に適合したバーコードシンボルの検証ができます。検証精度は、ISO/IEC 15426-1 (JIS-X-0521-1)とISO/IEC 15462-2の適合規格に準拠しています。また、ISO/IEC 29158(DPM):2011、ISO/IEC 29158(DPM):2020によるダイレクトパーツマーキング(DPM)にも対応しています。
また、2021年からは、DMRE(Datamatrixシンボルの長方形拡張版)に対応 ISO/IEC 21471 Extended rectangular data matrix (DMRE) bar code symbology specification
ISO/IEC 15416-2016の概要はこちらをご覧ください。
QRCode、DataMatrix、PDF417、GS1 Compositeを検証
QRCode、GS1 QR Code、Micro QRCode、DataMatrix、GS1 DataMatrix、PDF417、GS1 Databar Composite等の2次元シンボルと、JAN、ITF、Code39、Code128、GS1-128、GS1 Databar等の1次元シンボルに対応しています。また、GS1規格に基づいたデータ構造をチェックできます。
様々な光源により、DPMの検証も可能
ISO/IEC 29158(DPM):2011、ISO/IEC 29158(DPM):2020に適合したダイレクトパーツマーキングの検証が可能です。赤色または白色の光源を選択でき、4方向から45°の照射角で照射しますので、正確な測定が可能です。DPMソフトウェアは、オプションです。
光学モジュール交換により分解能を調整
500万画素 (2,592 ×1,944ピクセル)のCMOSカメラにより、高精度な検証が可能です。また、4種の光学モジュールを交換することにより、分解能と読取範囲を選択できます。シンボル分解能は、 0.14mm、0.25mm、0.33mm、0.44mmで、その読取範囲は、37.5×27.7mm、63.5x47.5mm、85×63mm.、114×76mmです。
焦点距離 | 視野範囲 | Typical分解能 | 最小分解能 | Pixelサイズ |
8mm | 114.0×71.0mm | 0.46mm | 0.25mm | 44μm |
12mm | 80.0×60.0mm | 0.31mm | 0.18mm | 31μm |
16mm | 64.0x47.0mm | 0.25mm | 0.15mm | 25μm |
25mm |
37.5×27.7mm | 0.14mm | 0.09m | 14.5μm |
50mm | 9.0×6.0mm | 0.042mm | 0.036mm | 3.6μm |
3方向で検証
バーコード検証機の縦置きや横置き、逆さま置きに対応しているため、測定対象を3方向の位置で測定することができます。
側面読取 |
上面読取 |
高い検証精度
ライブカメラによりシンボルの位置を容易に調整できますので、暗室など暗い場所で外乱光の影響を受けずに測定することができます。これによりデータの再現性を高くできます。
LEDで素早く合否判定
A/4, B/3, C/2, D/1の検証グレードで合否判定が設定できます。そして、合否(Pass/Fail)は、カラーLEDで素早く確認できます。
容易な検証データの管理
設定プロファイルや検証データは、LAN接続によりPCで管理します。また、検証結果をPCに保存したり、汎用プリンタに印刷できます。PC操作には、特別なドングルやドライバインストールの必要がありません。
製薬モデル
標準モデルは、上部プレートが13個のネジで固定されています。製薬モデルは、ネジ穴なしの上部プレートを備えています。 このデザインは、表面を簡単かつ迅速に清掃することが可能でなければならない分野での使用を意図しています。
コンパクトデザイン
VeriCubeは、200mm×150mm×150mmのコンパクトですので、保管や持ち運びが容易です。また、広い測定場所を必要としません。
VeriCube スタンド
VeriCubeスタンドは、製品の複雑な三次元の面にマーキングされたシンボルを検証するためのスタンドです。高さと傾きを調整し、マーキング面から15mmの距離で測定できます。
VeriCube Stand |
REA バーコード検証機紹介動画
検証ソフトウェア
データ管理ソフトウェアTransWin32(日本語対応) ※標準同梱品
TransWin32 は、検証機のデータ管理ソフトウェアで、PC画面への表示、PCへの保存、PCからの出力及び汎用プリンタへの印刷を行います。また、検証機をPCからリモートで制御したり、機能を設定することができます。
TransWin32 対応OS: Windows 7/ 8.1/10 (32/ 64bit)
TransWin32メイン画面 |
TransWin32反射率波形表示 |
TransWin32パラメータ表示 |
TransWin3エラー表示 |
読取方法
PC画面の検証結果 |
バーコード検証も可能 |
PC画面で検証結果を確認 |
VeriCube スタンド
VeriCubeスタンドは、製品の複雑な三次元の面にマーキングされたシンボルを検証するためのスタンドです。高さと傾きを調整し、マーキング面から15mmの距離で測定できます。
VeriCube リフトテーブル
VeriCube リフトテーブルは、製品の側面にマーキングされたシンボルを検証するためのリフトテーブルです。検証機の読取位置に合わせて高さを細かく調整できます。
VeriCubeスタンド |
VeriCube リフトテーブル |
備考
REA Elektronik GmbHは、1982年にドイツ中央部、フランクフルト近郊のミュールタールに設立されたシステムハウスです。そして、今日まで、産業、小売、サービス分野のRationalizaton(合理化)、Engineering(工学化)、Automation(自動化)をコアビジネスとしてきました。社名は、これらの頭文字に由来しています。1985年にバーコード検証機を開発し、現在、REA Check ER、REA ScanCheck 3n、REA PC-Scan LD4、REA VeriCube、REA VeriCubeDF、REA VeriCubeDPM、REA VeriMax および REA VeriMaxMobileの8機種を製造しています。そして、欧州を中心に、米国やアジアなど、世界中に販売しています。
バーコード検証サービス
バーコード検証サービスを提供していますので、お気軽にご相談ください。基本サービスは、検証結果を印刷したものを提供するのみですが、品質グレードの改善提案をご希望の場合は、検証コンサルティングサービスをご利用ください。検証数に応じて検証価格をお見積り致します。バーコード検証サービス受付フォーム
仕様
検証特性 | |
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光源 | 赤色LED波長660nm、白色LED4000°K 照射角4方向、45° |
読取方式 | CMOSカメラ、500万画素(2,592×1,944ピクセル) |
分解能 | 焦点距離 25mm:0.09mm(min.)、0.14mm(typ.) 焦点距離 16mm:0.15mm(min.)、0.25mm(typ.) 焦点距離 12mm:0.18mm(min.)、0.31mm(typ.) 焦点距離 8mm:0.25mm(min.)、0.44mm(typ.) |
測定範囲 | 焦点距離 25mm:37.5×27.7mm 焦点距離 16mm:63.5×47.5mm 焦点距離 12mm:80×60mm 焦点距離 8mm:114×76mm |
ピクセルサイズ | 焦点距離 25mm:14.5 μm 焦点距離 16mm:25 μm 焦点距離 12mm:31 μm 焦点距離 8mm:44 μm |
測定2次元シンボル | QRCode、GS1 QRCode、Micro QRCode、DataMatrix、GS1 DataMatrix、DMRE、AztecCode、PDF417、GS1 Databar Composite |
測定シンボル | EAN/JAN/UPC with Add on、ITF(Interleaved 2 of 5)、Code39、Code32、Code128、GS1-128、GS1 Databar |
オプションシンボル | IATA 2 of 5、Code39 Full ASCII、Code93、Codabar(NW7)、MSI、Plessey、Code39 HIBC、Code128 HIBC、コンビニ振込バーコード、他 |
フォーマットチェック | GS1データ構造 、ISO/IEC 15418 / ANS MH10.8.2データ構造、EFPIA and PPN構造(欧州医薬品)、チェックデジット設定、シンボルサイズ設定 |
読取位置 | 縦置き、逆さま置き、サイド置き |
検証規格 | 2次元シンボル ISO/IEC 15415、ISO/IEC TR 29158 (DPM) 1次元シンボル ISO/IEC 15416-2000、ISO/IEC 15416-2016、JIS-X-0520 |
検証機規格 | ISO/IEC 15426-1 (JIS-X-0521-1)、ISO/IEC 15426-2 |
メンテナンス | 付属のキャリブレーションカードとテストツールによる月次の校正と文章化 |
電気、機械的特性 | |
CPU | ARM9 32bit CPU |
OS | Linux |
管理ソフトウェア |
Transwin32、動作OS:Windows 7/8.1/10 (32/64bit) |
キー | 電源、スキャン、カスタマイズキー(3キー) |
ステータス LED | スキャンLED、電源LED |
インターフェイス | RJ45 LAN :ネットワーク用、PC接続用 |
使用温度範囲 | +5 °C to +40 °C |
保存温度範囲 | -20 °C to +70 °C |
使用湿度範囲 | 80%以下(非結露) |
防塵・防滴 | IP20 |
電源 | パワーオーバー イーサネット PoE対応電源(100V~240V) ※IEEE802.3at規格準拠 |
外形寸法 | 200(L) × 150(W) × 150(H)mm、210(L)mm キーパネル含む |
重量 | 2,600g |
付属品 | 光学モジュールカメラ(オプション)、PoE((IEEE802.3at)、ACケーブル(PSE準拠)、イーサネットケーブル3m(2本)、USBスティック(ソフトウェア/ドキュメント)、キャリブレーションカード、ホワイトレベルコレクションカード、ガラスカバー、出荷検査テストレポート、周辺光保護カバー、布製ビューカバー及び清掃兼用、英文マニュアル、日本語簡易取扱説明書 |
キャリブレーションカードの使用期限について
キャリブレーションガードは、「初回開封・使用日」から最大2年間が有効期限となっておりますが、製造日からの保存期間が製造日から約2年となり、実質2年弱の期間となっております。本キャリブレーションカードは検証機を適切な運用を行うためのメーカ推奨となっております。
また、更新時には、「キャリブレーションカード」、「ホワイトレベル調整カード」は同時に更新されることを推奨します。
キャリブレーションカードの「初開封・使用日」管理については、メーカ出荷時の参照DataMatrixレポート(Refectance DataMAtrix Report)内にある「Date of First Use」に記載して管理を推奨しております。
型名および価格は、弊社営業にお問い合わせください。
レーザスキャナ | 有線LAN | ||
1Dイメージャ | 無線LAN | ||
2Dイメージャ | Bluetooth | ||
HF帯RFID | NFC | ||
UHF帯RFID | 無線通信 | ||
RFID | Windows | ||
OCR | Android | ||
カメラ | iOS | ||
GPS | 防塵・防滴 | ||
電子ペーパー | 高耐久性 | ||
生体認証 | 氷点下動作 | ||
音声 | 長期無償保証 | ||
3.5G / LTE | ZigBee |