RF監視タグで罠を遠隔監視、捕獲をメールで通知
わなタグ
箱罠、くくり罠、囲い罠、ドロップネットなどの罠に害獣が捕獲されたかを遠隔で監視するシステムです。RF監視タグを罠に装着し、加速度や赤外線のセンサーが害獣を検知したとき、その信号を中継器に送信します。中継器は、その検知信号をモバイル通信を使用してわなタグサーバに転送します。そして、わなタグサーバは、管理者の携帯電話へテキストメールで通知します。
これにより従来の巡回監視に比べ大幅に負担を軽減することができます。また、迅速な確保が可能になりますので、捕獲によるストレスを最小化し、ジビエとして高品質の食肉を供給できます。
【販売終了】
特長
RF監視タグとIoTで罠を遠隔監視
巡回監視により仕掛けた罠を巡廻監視することは、猟師などの管理者にとって大きな負担になっています。そこで、わなタグは、RF監視タグ、中継器、わなタグサーバによるIoTによって、罠の監視を遠隔で行えるようにしました。RF監視タグは、加速度センサーと赤外線センサーに対応していますので、くくり罠、箱罠、囲い罠、ドロップネットなど、罠の種類に限定されることなく使用することができます。
中継器 |
加速度RF監視タグ |
赤外線RF監視タグ |
加速度センサと赤外線センサで捕獲を検知
箱罠やくくり罠では、捕獲された害獣は逃げようと暴れますので、その振動を加速度センサで検知し、その信号を中継器に送信します。また、箱罠や囲い罠、ドロップネットでは、罠に入った害獣を赤外線センサで検知し、その信号を中継器に送信します。
中継器は、RF監視タグからの検知信号をカウントし、一定時間に予め設定したカウント数を越えた信号を検知した場合は、捕獲されたものと見なします。そして、その検知データをモバイル通信(FOMA)を使用して「わなタグサーバ」に転送します。わなタグサーバは、罠の管理者にタグID、検知時刻、検知数などをテキストメールで通知します。メール通信は、スマートフォンばかりでなく、従来の携帯電話でも見ることができます。
害獣を確保するまでメールが定期的に送信されますので、携帯電話から次の定期通信時刻まで一時停止させることができます。
中継器1台にRF監視タグを64台まで接続
中継器1台にRF監視タグを64台まで接続できますので、中継器の設置台数とモバイル通信の契約数を少なくでき、監視装置費用や通信費用を削減できます。わなタグサーバの使用料金には、モバイル通信費用が含まれていますので、通信費用の心配はございません。
LPWAにより通信距離が最大1km
920MHz帯スペクトラム拡散のLPWA(Low Power Wide Area)通信を使用していますので、中継器から最大1Kmの広範囲にRF監視タグを設置できます。したがって、RF監視タグの設置や移動が容易です。(RF監視タグや中継器の設置場所により通信距離は変化します。)
中継器は、どこでも設置できるようにバッテリ駆動になっています。住宅の近くの圃場では、中継器を電源供給できる場所に設置することができますので、オプションのAC電源タイプを使用すれば、充電の手間が省けます。
正確な捕獲検知
加速度RF監視タグは、強風やイタズラなどによる罠の揺れを検知しますので、どの程度の検知数で捕獲と見なすかが重要です。赤外線RF監視タグは、強風による監視対象物の揺れ、雪などにより検知しますので、これもどの程度の検知数で捕獲と見なすかが重要です。わなタグでは、監視時間と検知回数を任意に設定できますので、設置環境や捕獲対象によって適正な設定に変更できます。これにより誤検知を削減できます。
電源制御による省電力設計
中継器は、通常、山中に設置しますので、太陽電池パネルを使用することができません。そこで、バッテリ駆動にしていまが、連続動作させた場合は、数日しか使用することができません。そこで、消費電力の大きなM2Mアダプタを通常停止させ、また、メール受信を拒否している夜間も停止させています。そして、捕獲検知があったときと、朝の定期通信のときのみ、M2Mに電源供給し通信を行います。これにより捕獲がない監視状態の場合、最大約1ヵ月の動作が可能です。
RF監視タグは、入手が容易な単三アルカリ電池、または、単三リチウム電池を2本使用します。RF監視タグも連続動作させると数週間しか使用できません。そこで、通常、通信モジュールを停止させ、検知したときのみ通信するようにしています。これにより電池寿命は、検知数に依存しますが3ヶ月以上です。
毎朝の定期通信では、RF監視タグと中継器のバッテリーレポートがメール送信されますので、充電時期を予測することができます。
簡単に設定変更や管理ができる「わなタグ」サーバ
「わなタグ」サーバは、Webサーバアプリケーションですので、ユーザPCからログインして、検知判定時間、検知判定回数、通電時間、通電停止時刻、定期起動時刻、案内メールなどの設定が簡単にできます。また、作業者管理、RF監視タグ管理、捕獲害獣管理も可能です。
捕獲害獣管理では、捕獲した害獣の写真を携帯電話で撮影しサーバに登録することにより、捕獲時間、捕獲場所、捕獲方法、捕獲写真などの捕獲管理も可能です。GPS付写真で登録すれが、正確な捕獲場所を管理できます。このデータは、自治体から支給される害獣捕獲奨励金の申請に便利です。
管理画面では、RF監視タグ、中継器、メール送信先などのアカウント管理、システム管理、ユーザ管理、システム設定などができるようになっています
「わなタグ」メニュー |
|
「わなタグ」検知設定 |
「わなタグ」監視タグ管理 |
設置方法
中継器
中継器は、山中に設置しますので太陽光パネルを使用できません。そこで密閉型サイクルバッテリ(12V/12hA)を使用します。満充電で約1ヵ月の使用が目安ですが、バッテリ残量は毎朝の定期メールで通知されますのが、充電時期が来たら満充電のバッテリと交換してください。捕獲メールが届いた後、長い間放置するとバッテリの消費が多くなりますので、交換時期が早くなります。
民家の近くの圃場に設置する場合は、AC100Vを使用できる場合があります。AC100Vタイプの中継器を使用すれば、充電やバッテリ交換の手間がありません。
バッテリ駆動の中継器 |
AC100V供給の中継器 |
加速度RF監視タグ
加速度RF監視タグは、くくり罠や箱罠に使用します。くくり罠では、杭や木に近い部分のワイヤに取り付け、害獣による損傷を最小化します。地面に直接置くと通信距離が短くなりますので、木板の上に置くなど工夫をしてください。厚めの板で挟み込むと害獣による損傷を防ぐことができます。
箱罠では、上部に取り付けますが、害獣による損傷を防ぐためにRFタグと檻の間に保護板を挟みます。
箱罠に加速度RF監視タグを設置 |
くくり罠に加速度RF監視タグを設置 |
赤外線RF監視タグ
赤外線RF監視タグは、箱罠、囲い罠、ドロップネットに使用します。箱罠では、加速度RF監視タグと同様に上部に取り付け、害獣による損傷を防ぐためにタグと檻の間に保護板を挟みます。囲い罠では、罠の中が覗ける部分に設置します。ドロップネットでは、捕獲場所から10m以内のところに設置します。RF監視タグが風で揺れるとセンサーが動作しますのでしっかり固定してください。逆に、検知対象物が風で揺れてもセンサーが動作しますので、検知範囲に動くものが少なくなるように設置してください。
箱罠に赤外線センサーRF監視タグを設置 |
囲い罠に赤外線センサーRF監視タグを設置 |
仕様
中継器 WanaTag-Box
IoT 無線仕様 | |
---|---|
無線規格 | 920MHz 特定小電力無線(ARIBSTD-T108準拠) |
周波数帯 | 920.6~923.4MHz、200kHzステップ、15チャンネル |
通信方式 | スペクトラム拡散 (LPWA) |
送信出力 | 10mW |
通信距離 | 最大1Km(環境に依存) |
通信速度 | 1,250 bps |
アンテナ | 内蔵ポールアンテナ |
最大接続数 | RF監視タグ 64個 |
M2M仕様 | |
CPU | ARM Cortex A8 core MCIMX535DVV1C、1GHz |
OS | Linuxカーネル 2.6.35 |
モバイル通信 | Docomo HSCPA/HSUPA 800/1900/2100 MHz |
通信サービス | AINIX MOBILE 200KBPS 定額 |
外部アンテナ | 3.5G 内蔵ポールアンテナ |
有線LAN | 10/100 Base T、RJ45 |
USB | USB 2.0 High Speed、Dual Dock Type A |
RS232C | D-Sub 15 pin |
電気、機械、環境仕様 | |
電源 | 密閉型サイクルバッテリ 12V/12Ah または、AC100V(オプション) |
動作温度 | -10℃~+45℃(バッテリ駆動のとき) |
防塵・防滴 | IP65 |
外形寸法 | 190mm(W)×280mm(L)×141mm(H) |
加速度RF監視タグ RFtagSensor-G
無線仕様 | |
---|---|
無線規格 | 920MHz 特定小電力無線(ARIBSTD-T108準拠) |
周波数帯 | 920.6~923.4MHz、200kHzステップ、15チャンネル |
通信方式 | スペクトラム拡散 (LPWA) |
送信出力 | 10mW |
通信距離 | 最大1Km(環境に依存) |
通信速度 | 1,250 bps |
アンテナ | 内蔵リードアンテナ |
センサー仕様 | |
加速度検知範囲 | 1G~4G |
検知閾値 | 1.5G |
検知分解能 | 2mG (12bit) |
最小検知間隔 | 0.5秒 |
電気、機械、環境仕様 | |
バッテリ | 単三乾電池 2本 |
動作時間 | 約3ヵ月 |
動作温度 | アルカリ電池 (+5℃~+45℃) リチウム電池 (-20℃~+60℃) |
防塵・防滴 | IP65 |
外形寸法 | 146mm(L) × 88mm(W) × 25mm(H) |
重 量 | 約240g(バッテリ含む) |
赤外線RF監視タグ RFtagSensor-IR
無線仕様 | |
---|---|
無線規格 | 920MHz 特定小電力無線(ARIBSTD-T108準拠) |
周波数帯 | 920.6~923.4MHz、200kHzステップ、15チャンネル |
通信方式 | スペクトラム拡散 (LPWA) |
送信出力 | 10mW |
通信距離 | 最大1Km(環境に依存) |
通信速度 | 1,250 bps |
アンテナ | 内蔵リードアンテナ |
センサー仕様 | |
赤外線センサ | 焦電型 |
検出距離 | 12 m |
検出角度 | 垂直方向 ±46° 水平方向 ±51° |
検出ゾーン | 92本 |
電気、機械、環境仕様 | |
バッテリ | 単三乾電池 2本 |
動作時間 | 約3ヵ月 |
動作温度 | アルカリ電池 (+5℃~+45℃) リチウム電池 (-20℃~+60℃) |
防塵・防滴 | IP65 |
外形寸法 | 146mm(L) × 88mm(W) × 25mm(H) |
重 量 | 約240g(バッテリ含む) |
型名および価格は、弊社営業にお問い合わせください。
レーザスキャナ | 有線LAN | ||
1Dイメージャ | 無線LAN | ||
2Dイメージャ | Bluetooth | ||
HF帯RFID | NFC | ||
UHF帯RFID | 無線通信 | ||
RFID | Windows | ||
OCR | Android | ||
カメラ | iOS | ||
GPS | 防塵・防滴 | ||
電子ペーパー | 高耐久性 | ||
生体認証 | 氷点下動作 | ||
音声 | 長期無償保証 | ||
3.5G / LTE | ZigBee |