食肉標準物流バーコードは、海外で標準化されている食肉物流バーコードとの整合性を考慮してGS1-128を使用している。また、基本情報を表示した基本バーコードとそれを補助する補助バーコードで構成されている。また、個々の部位に表示する明細バーコードも用意されている。
基本バーコードの記載情報は、読取作業の負荷を軽減するために、バーコード1段で収まる情報に限定している。具体的には、商品コード、重量、製造年月日、カートンIDの4項目とし、これらは、海外でも一般に使用されているものである。商品コードは、メーカ名と商品名の情報で構成された14桁の食肉標準品名コードを使用する。重量は、小数点以下2桁のキログラムを6桁で表示する。製造年月日は、西暦年下2桁+月2桁+日2桁の合計6桁で表示する。カートンIDは、EDIとの連携を図るための梱包番号であり、メーカが設定する連続番号を12桁以下で表示する。
食肉標準物流バーコードを補助するために、ロット番号、枝肉番号・カット規格番号、個体識別番号(耳標番号)、カット規格番号による食肉補助バーコードを必要に応じて表示することができる。ロット番号は、メーカが設定する番号を20桁以下で表示する。枝肉番号・カット規格番号は、UN/ECE標準規定による枝肉番号(Meat Carcasses)、または、カット規格番号(Cuts Classification)に従って、30桁以下で表示する。個体識別番号は、独立行政法人家畜改良センターが付番する番号を10桁で表示する。カット規格番号は、メーカが独自に設定するカット規格等の番号で、30桁以下で表示する。食肉補助バーコードの最大桁数は、アプリケーション識別子を含め最大45桁に制限されている。
明細バーコードは、個々の部位に表示するバーコードで、基本バーコードでカートン毎にバーコード表示する場合、個々の部位については、製造年月日とカートンIDを省略し、商品コードと重量の表示にすることができる。
基本バーコードの表示項目
補助バーコードの表示項目
食肉標準物流バーコードラベルの例