自動認識技術・動向
社長の自動認識講座

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自動認識技術に関する基礎知識やアイニックスが提案する自動認識コンセプトをお伝えします。

ライセンスキー発行

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LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステムの「CAPTRON LED PIC」を7月よりリリース!高い視認性、操作性と異次元の堅牢性によりTCOを削減します。

データ入力ソフトウェア

キーボードインターフェースの課題

アプリケーションソフトを変更することになしに、バーコードリーダを接続する方法として、キーボードインターフェースがある。これは、バーコードデータをキーボード信号にエミュレーションすることにより、キーボードポードまたはUSBポートからデータ入力できるようにしたものであり、大変便利な製品である。ところが、2次元シンボルのようにデータ量が大きい場合は、キーボードバッファがオーバーしてしまうので同様に使用することはできない。

ソフトウェアキーボードウェッジとは

ソフトウェアキーボードウェッジは、RS-232CやUSBのシリアルポートから入力されたバーコードデータをパソコンソフトによりキーボードデータにエミュレーションし、キーボードインターフェースと同様に入力させる手法である。

ソフトウェアキーボードウェッジとして最も簡単な方法は、SendKeysコマンドを使用して、現在アクティブになっているアプリケーションのカーソル位置にバーコードデータを入力させる方法がある。SendKeysコマンドは、キーボードコードに変換するコマンドであるので、テキストデータ以外の入力に対しては使用できない。また、Sendkeysの制限から全角チルドのような入力不可文字が存在する。

次の方法は、キャラクタ・メッセージ(WM_CAHR)を利用して、現在アクティブになっているアプリケーションのカーソル位置にバーコードデータを入力させる方法がある。キャラクタ・メッセージ(WM_CAHR)を利用する場合でも、キャラクタの送信機能を「キャラクタ モード」と「バーチャルキーモード」の2つの入力方法がある。「キャラクタ モード」は、その名のとおり文字を直接アクティブ画面に送るので、2次元シンボルのようにデータの中に制御文字があってもデータとして入力できる。(制御コードは表示できないので、受け取ったアプリケーション側で捨てられる。)

一方、「バーチャルキーモード」は、キャラクタの他にキーボードが押された場合に発生するkey upとkey downのイベントを現在アクティブになっているアプリケーションに送ることができる。キャラクタとバーチャルキーが送信可能なモードであるので「バーチャルキーモード」という。「バーチャルキーモード」にした場合、キャラクタのTAB,CRはバーチャルキーに変換して送信されるので、VT200のような端末エミュレータでも使用できる。

データ編集機能

データの削除、抽出、並び替えなどのデータ編集は、一般的にデータを入力してから行うものであるが、必要なデータに予め編集してから入力する方が便利である。そこで、ソフトウェアキーボーソウェッジには、編集機能を持たせることができる。

簡単な編集機能としては、データ削除、データ付加、データ変換である。例えば、データの先頭または後尾からnバイトを削除できるようにしておけば、注文番号と製品番号が一緒にバーコード化されているときに、どちらか片方を入力させたり、チェックデジットを取って入力させたり、JANコードの製品番号5桁のみを入力させたりすることができる。また、データ付加は、担当者コードやロット番号等の文字列を付加させたり、CRやLF、TAB 等の制御文字を付加させることができる。データの置き換えは、$を\に変換したり、カンマをCRに変換したり、CRをTABに変換したりすることができる。

また、高度なデータ編集としては、アプリケーション識別子によるデータ抽出、固定長やCSVによるデータの抽出などがある。医療材料標準バーコードGS!-128(UCC/EAN-128)は、製品番号の外に必要に応じて有効期限や数量、ロット番号等のデータもバーコード化する。また、EDIに使用される2次元シンボルでは、梱包番号、注文番号、製品番号等のEDIデータをそのまま2次元シンボルにする。したがって、バーコード桁数やシンボルサイズは様々となり、ユーザは、読み取ったデータから自分が必要なデータのみを抽出して自分のアプリケーションに入力する必要がある。この場合、アプリケーション識別子データテーブルを持つことにより、自由にデータの抽出を行うことができる。また、2次元シンボルでは、固定長やCSVのデータ形式でデータを分解できれば、必要なデータを自由に抽出できる。

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データ編集の仕組み

 

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データ編集機能付きソフトウェアキーボードウェッジ RS-receiver Lite

 

 

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