Code 2 of 5
概要
Code 2 of 5は、1960年代の終わりにアイデンティコン社により開発されたバーコードシンボルで、現在使用されているバーコードシンボルの中で最も古いシンボルである。Code 2 of 5は、スタンダード 2 of 5、ディスクリート 2 of 5、インダストリアル 2 of 5とも呼ばれている。
Code 2 of 5は、その名前のとおり5本のバーで構成され、2本は太バーになっている。インターリーブド 2 of 5がスペースもコード化しているのに対し、Code 2 of 5はスペースをセパレータに使用するだけで、バーの幅のみでコード化している。したがって、バーコードの作成は容易であるが、印字密度は低い。
Code 2 of 5は、写真の現像管理や物流の仕分け等に僅かに使用されている以外に殆ど使用されてない。
特長
- キャラクタ セットは、数字(0から9)です。
- シンボルキャラクタは、5本のバーとそれに挟まれた4本のスペースで構成され、バーの内2本が太いです。また、スペースはすべて細いスペースで、キャラクタ間にスペースが入る分離型です。
- スタート コードは"110"、ストップ コードは"101"です。但し、"0"は細バー、"1"は太バーです。
- 自己チェック機能が有ります。
- 定まったチェックデジットは、特にありません。使用する場合は7DR、7DSR、9DR、9DSR、モジュロ10/ウェイト2、モジュロ10/ウェイト3、モジュロ11、加重モジュロ11が使用できます。通常はモジュロ10/ウェイト3を使用します。
寸法
- 最小エレメント幅(X)は、規格では0.191mmです。
- 細太エレメント比は、規格ではX<=0.508mmのとき1:2.2から3.0が好ましいとされています。
- クワイエットゾーンの最小値は、10Xまたは2.54mmの大きい方の値です。手動走査の場合、6.35mm以上が好ましいとされています。
- エレメントの高さの最小値は、5mmまたはシンボル全長の15%の大きい方の値です。