1955年3月22日、神奈川県茅ケ崎市に生れ、鎌倉高等学校から武蔵工業大学電子通信工学科に進学。1977年4月、エヴィック株式会社に入社し、バーコード機器のマーケティングとセールスを担当する。1994年3月、バーコードとネットワークにより新しい価値を創造することを目的にアイニックス株式会社を設立し、現在に至る。 |
新改訂版 A5版 367ページ |
自動認識とは
自動認識(Automatic Identification)とは、人間を介さず、ハードとソフトを含む機器により自動的にバーコード、RFID、指紋、製品画像などのデータを取み込み、データの取得または識別することです。欧米では、データ収集まで範囲を拡大して、AIDC(Automatic Identification Data Capture)と呼ばれています。バーコード、RFID、ICカードなどの情報媒体をデータキャリア言います。データキャリアは、情報を人、動物、物に付加し、これらを特定するために利用する情報媒体の総称です。
自動認識技術は、キーボードによるデータ入力に対し、入力速度と入力精度の向上を目的に開発されました。代表的な技術に、OCR、OMR、磁気カード、光カード、バーコード、RFIDがあります。また、一方では、コード化するのではなく、人や物の特長をダイレクトに識別する技術が開発されまいた。代表的な技術が、人を識別する指紋認証、静脈認証、顔認証などのバイオメトリックスと、物を識別するマシンビジョンです。
データ入力としては、情報量の増加、認識距離の拡大、データの書き換え、一括読取などの技術進歩が図られてきました。しかし、あらゆる環境やアプリケーションに最適な究極の自動認識技術がないために、様々な技術から最適な技術を選択、または、組み合わせて使用することが必要です。バイオメトリックスにおいても同様に、一つの技術で個人を特定することは困難ですので、顔認証と指紋認証のように複数の技術を組み合わせることが増えています。
アイニックスが提案する自動認識コンセプト
アイニックスは、自動認識技術を利用するための様々な自動認識コンセプトを提案しています。それは、誰でも簡単にバーコードを利用できるようにするためのEasy Barcoding、インターネットとバーコードを融合化させたe-Barcode、リアルタイム実在庫管理を実現するためのPOT(Point of Transportation) 移動時点管理、安価なモバイル通信サービスAINIX MOBILE、そして、RFIDに各種センサーを組込みリアルタイム監視を行うRFID監視(RFID Monitoring)です。
バーコードシンボル
- バーコードシンボルとは
- バーコードシンボルの方式
- バーコードの特徴
- バーコードの歴史
- バーコードの種類と特長
- JAN/EAN
- UPC-A/E
- Interleaved 2 of 5 (ITF)
- Code 2 of 5
- Matrix 2 of 5
- NEC 2 of 5
- Code11
- Code39
- Code93
- Code128
- Codabar (NW-7)
- MSI Code
- GS1-128の概要
- GS1 Databar (RSS)の概要
- GS1 Databar
- GS1 Databar Limited
- GS1 Databar Expanded
- 国際取引商品コード (GTIN)
- 梱包インジケータ (PI)
- 連続出荷梱包コード (SSCC)
- ロケーション番号 (GLN)
- アプリケーション識別子 (AI)
- ISO/IECシンボル体系識別子
- チェックキャラクタ
- バーコードの印刷品質
- バーコード品質判定の改定