Databar対応 高性能リニアイメージャF688・F688BTを販売開始
高読取率のリニアイメージャを搭載して安価を実現。
自動認識システムのアイニックス株式会社(東京都目黒区大橋1-6-2 電話03-5728-7500 代表取締役 平本純也)は、リニアイメージャF688とコードレスイメージャF688BTを開発し、12月より販売を開始しました。
イメージ処理による高い読取率
高性能リニアイメージャF688は、汚れや傷のあるバーコードでも高い読取率を実現できるリニアイメージャ方式を採用しています。レーザスキャン方式やCCDスキャン方式のようにスキャンラインを直接的に信号処理する方式では、スキャンラインに傷や汚れがあった場合、読取率の低下をもたらします。しかし、リニアイメージャ方式は、バーコードをイメージ処理していますので、汚れや傷の影響を少なくすることができ、高い読取率を実現できます。しかも、レーザスキャナより安価でありながら、レーザスキャナのような遠隔読取が可能ですので、次世代バーコードリーダと言えます。
GS1データバー(Databar)およびGS1合成シンボルに対応
新流通標準シンボルGS1データバーが、2010年から国際的に使用されます。日本では、2014年から本格的に使用されますが、これから購入されるバーコードリーダとしては不可欠な機能です。また、医療業界で使用されているGS1合成シンボルにも対応しています。
脅威の読取性能
CCDスキャナは、接触によりバーコードを覆うため小さいバーコードが読みづらいという問題がありましたが、F668は最大40cmまでの遠隔読取が可能です。また、CCDスキャナは、スキャナ開口部により読取幅が制限されていましたが、遠隔読取により20cmまでの長いバーコードに対応できます。スキャン速度は、一般的なレーザスキャナの5倍に相当する500スキャン/秒と高速ですので、極めて早い読取ができます。分解能は、最高クラスの0.076mmです。更に、シャープで高照度のエイミングラインは、バーコードを素早く正確に読み取ると共に、視認性を向上させています。
通信距離80mのコードレスモデル
F688は、USB、RS232C、キーボードなど、ユニバーサルインターフェース機能を搭載していますので、ケーブル交換で様々なホストインターフェースに対応できます。F688は、ケーブルモデルの他に、ブルートゥースによるコードレスモデルがあります。これは、最新のBluetooth V2.1 EDRに対応していますので、高速通信できると共に、約80mの通信距離があります。また、バッテリー、通信クレードル、USB通信ケーブルが標準添付されています。
レーザスキャナより遥かに低価格
高性能リニアイメージャF688の標準価格は、USBインターフェースがホルダー付きで29,800円(税別)です。RS232Cインターフェースは、ホルダーとACアダプタが付いて34,800円(税別)です。また、USBインターフェースのコードレスモデルF688BTは、89,000円(税別)です。
Databarの表示例