害獣捕獲監視システム「わなタグ」が、フジサンケイ ビジネスアイ賞を受賞
加速度・赤外線センサ付RFID監視タグ(以下、RF監視タグ)を使用した害獣捕獲監視システム「わなタグ」が、一般社団法人自動認識システム協会が主催する第18回 自動認識システム大賞のフジサンケイ ビジネスアイ賞を受賞しました。受賞式は、9月14日に東京ベイ有明ワシントンホテルで開催された開催記念レセプションで実施され、代表取締役の平本純也が受賞しました。また、同日、東京ビックサイトの第18回自動認識総合展会場で受賞プレゼ ンテーションが実施され、本橋一輝が講演しました。
システム概要
害獣対策で使用される各種罠(囲い罠・箱罠・くくり罠)の捕獲情報を、加速度または赤外線センサー付RFID監視タグを使用し、被害対策実施隊(猟友会等)へ捕獲情報をEメールで通知するシステムです。罠に害獣が掛かった際に、罠に取り付けたRF監視タグが反応し、検知信号を中継器に送信します。その信号をモバイル通信FOMAを使用し、インターネット経由でメールサーバへ転送します。メールサーバは、設定された時間帯に指定された被害対策実施メンバーへ、捕獲情報をEメールで通知します。
RF監視タグは、特定小電力の920MHz帯を使用していますので、通信距離を大きくできると共に、無線基地局申請等の手続きが不要です。また、中継器は、モバイルバッテリで駆動させていますので、罠の設置に合わせて自由に移動させることができます。
導入効果
従来、罠猟では、罠まで行かなければ捕獲されているかが分かりませんでしたが、捕獲情報のメール通知により罠の監視が楽になります。また、事前に情報を得る事が出来るため、差止め(害獣の処分)の準備をすることができます。更に、迅速に捕獲できますので、捕獲害獣の健康状態が悪くなる前に差止めを行うことが可能です。したがって、ジビエ(狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉)に使用できる素材確保に役立ちます。