汎用のイメージスキャナで読み取り
今まで、バーコードを読み取るにはバーコードリーダを使用する必要がありました。それは、CCDスキャナやレーザスキャナ等の特殊な光学系とバーコードを解読するための専用CPUが必要であったからです。しかし、今日、パソコンの処理能力は、昔の画像処理装置並になっていますので、イメージスキャナやデジタルカメラでバーコードイメージを取得しさえすれば、パソコンでバーコードを容易に解読できるようになりました。これは、バーコード読取が、高価なバーコードリーダでなく、安価な汎用コンピュータ周辺機器で可能になることを意味し、バーコードシステムを容易に構築するEasy Barcodingのコンセプトに最適なソリューションと言えます。
高い読取率で連続読取
イメージ処理によるバーコード読取は、CCDスキャンやレーザスキャンのようなラインスキャンによる読み取りと比べ、容易に高い読取率を実現できます。なぜなら、読取範囲をバーコード全面にわたって少しづつずらすことにより、傷や汚れを避けて読み取ることができるからです。また、イメージ読取は、バーコードばかりでなく2次元シンボルも読み取ることができます。
また、バーコードリーダは、1回のトリガーで1つのバーコードを読み取りますが、イメージスキャナやデジカメを使用した読み取りの場合は、複数のバーコードイメージを一端保存し、後でパソコンで連続読取することもできます。
バーコードとイメージを同時に保存
読み取ったバーコードデータは、テキスト形式またはCSV形式で出力するので、アプリケーションに簡単に取り込むことができます。また、取得した画像データは、BITMAP、JPEG、TIF等のファイル形式で保存することもできます。更に、保存の画像ファイル名にバーコードデータを使用することにより、ドキュメントと電子ファイルの紐付けが容易になります。ImageStar V2.0は、これを実現しています。
幅広いアプリケーション
宅配伝票、商品券、振込用紙、チケット、納品書、カンバン等のバーコード付ドキュメントの読み取りに最適です。また、受領書のサインや印影、検査記録、カルテ、X線フィルム等の読み取りの場合、サインや印影、ドキュメント、写真等の画像データを取得すると同時に、その画像を読み取ったバーコードデータのファイル名や連続番号で保存できます。