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社長の自動認識講座

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自動認識技術に関する基礎知識やアイニックスが提案する自動認識コンセプトをお伝えします。

ライセンスキー発行

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自律走行搬送ロボット AMR

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最先端のインテリジェントロボットソリューションで製造・物流現場の搬送業務を強力にサポート。「人手不足の解消」「ヒューマンエラー削減」「生産性向上」といった課題を解決します。

POTによるロケーション管理システム

概要

ロケーション管理は、誰でも迅速で確実な入出庫ができることから、熟練作業者が減少してきた近年、非常に注目されています。特に、多品種、少量で、しかも、商品サイクルが短い製品の管理では、保管場所を覚えるのが困難であるため特に望まれています。

しかし、一方では、安易にロケーション管理を導入したために、必要以上のスペースを使用することになったり、指定された場所が狭いために、通路に置かなければならなくなり、かえって混乱したと言う話も聞きます。このように、ロケーション管理は非常に難しいので、製品の特徴を考慮した運用形態を選択することが重要です。

投資効率の悪い自動倉庫

自動倉庫では、コンピュータが自動的にロケーションの割り付けを行い、正確で確実な入出庫を無人で実現しています。そして、自動倉庫内は、フリーロケーションになっているため、倉庫スペースが有効に活用できます。したがって、バブル時代では、最も効率的な倉庫として非常に多く導入されました。

ところが、実際に導入してみると、トレイサイズが定型なため、自動倉庫に入らない製品や逆に大きなトレイが無駄になるような少量の製品により、有効活用できないことが多いことに気付きます。また、迅速な入出庫が可能かと言うと、朝夕の作業集中時には遅れが目立ち、従来の人海戦術の方が、臨機応変に作業できだため作業効率は高かったと言う場合もあります。したがって、低成長の時代は、数億円の投資負担は非常に重いため、自動倉庫の導入には慎重にならざるを得ません。

フレキシブルなマニュアル倉庫

近年、製品サイクルは一段と短くなり、在庫数の変動幅も大きくなっています。そして、経済の先行き不透明なため積極的な投資ができないこともあり、従来の人によるマニュアル倉庫が注目されています。したがって、正確で迅速な入出庫を実現するために、ロケーション管理は、不可欠となっています。

ロケーション管理の方法には、保管場所を予めコンピュータに登録しておく固定ロケーション方式と、自由な場所に入庫させ、そのロケーションをその都度コンピュータに登録するフリーロケーション方式があります。固定ロケーション管理は、在庫変動数の比較的少なく常備在庫の製品の管理に適しています。一方、フリーロケーション管理は、逆に在庫変動数が大きく、非常備在庫の製品や一時保管の製品の管理に適しています。したがって、通常の倉庫では、これらの管理を複合化させて運用する必要があります。

POTによるフリーロケーション管理

フリーロケーション管理は、POT(移動時点管理)の手法を使用すると効率的な運用が可能です。その運用例を次に説明します。
製品が入荷すると、作業者は、現品票の製品バーコードを無線ハンディターミナルで読み取ります。すると、ターミナルの画面に、フリーロケーションエリアが表示されるので、そのエリアに行き、製品を空いている棚に置きます。その時、製品のバーコードと棚のバーコードを読み取り、ホストに入庫ロケーション番号を登録します。これで入庫処理が完了です。

出庫の時は、出庫指示書や出庫伝票の出庫指示番号をターミナルに入力します。すると、製品名、出庫数、出庫先、ロケーション番号が表示されます。そこで、指示されたロケーションに行き、製品を取り出します。この時、現品票の製品バーコードと棚のバーコードを読み取り、出庫した数を入力します。これで出庫処理が完了です。

この運用の特徴は、作業者に入庫場所を自由に決めさせていることと、入出庫処理が現場で完了していることです。作業者が、入庫場所を判断したり、入出庫処理をさせることは、管理上問題であると言う意見もありますが、逆に現場での判断や処理を増やした方が、正確で迅速な処理と省力化を実現できると考えます。

 POT ロケーション

 

 

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