マルチICカード端末SMRT-43販売開始
液晶画面とICカードリーダの一体化で小型化を実現。
アイニックス株式会社は、RFID機器開発製造のマイクロテクノ株式会社(川崎市中原区下小田中2-33-36代表取締役 佐藤 薫)と代理店契約を締結し、4規格のICカードが読み取りできるマルチICカードターミナルSMRT-43を3月から販売を開始しました。
4種のICカード規格に対応
イメージ処理による高い読取率ICカードは、ISO14443 タイプA(Mifare)、タイプB(運転免許証等)、タイプC(FeliCa)、およびISO15693(I-Code SLI等)の4種類の規格があり、従来、それぞれのICカードリーダを使用していました。したがって、複数のカードを使用する場合、複数のリーダを設置する必要があり、設置コストや設置スペースが問題となっていました。マルチICカードターミナルSMRT-43は、これらのカードを1台のターミナルで読取できますので、将来、別のカードに変更しても、あるいは、複数のカードを使用することになっても継続的に使用できます。
リーダ部と表示部を一体化
また、従来のICカードターミナルは、リーダ部と液晶表示部が別になっていましたので、サイズを小さくすることができませんでした。しかし、マルチICカードターミナルSMRT-43は、リーダ部と表示部を一体化しましたので、小型化を実現しました。更に、タッチパネル付カラー液晶ディスプレイを搭載したことにより、ICカード入力のほかに、タッチキー入力も可能になりました。
LAN、USBを標準装備
イーサーネットLANを標準装備していますので、既存のネットワークに簡単に接続することができます。また、USBポートも装備していますので、パソコンに簡単に接続できるばかりでなく、バーコードリーダや指紋認証などの周辺機器を接続することができます。また、音声機能としてマイクロフォンとスピーカも内蔵しています。
Linux搭載
マルチIC カードリーダSMRT-43は、リナックス(Linux)のオープンOSを搭載しています。したがって、Windowsを搭載した製品に比べ安価に提供でき、また、開発ソフトウェアも安価に提供できます。
価格
マルチICカードリーダSMRT-43は、オープン価格です。OEM提供も可能です。