バーコードスキャンエンジンSE380を販売開始
コンパクトで高性能な組込用バーコードスキャンエンジン
自動認識システムのアイニックス株式会社(東京都目黒区大橋1-6-2 電話03-5728-7500 代表取締役 平本純也)は、組込用バーコードスキャンエンジンSE380を3月から販売開始しました。
高分解能0.076mm、高速読取500スキャン/秒のスキャンエンジン
組込用に開発されたスキャンエンジンは、従来、分解能0.1mm、スキャン速度100スキャン/秒が一般的でしたが、スキャンエンジンSE380は、0.076mmの高い分解能と500スキャン/秒の高速読取を実現しています。これにより、プリント基板のような高密度バーコードの読取が可能になり、移動読取や汚れや傷に対しても高い読取率が可能です。
イメージ処理による高い読取率と信頼性
スキャンエンジンSE380は、汚れや傷のあるバーコードでも高い読取率を実現できるリニアイメージャ方式を採用しています。レーザスキャン方式やCCDスキャン方式のようにスキャンラインを直接的に信号処理する方式では、スキャンラインに傷や汚れがあった場合、読取率の低下をもたらします。しかし、リニアイメージャ方式 は、バーコードをイメージ処理していますので、汚れや傷の影響を少なくすることができ、高い読取率を実現できます。しかも、レーザスキャナのような稼動部分がありませんので、衝撃にも強い次世代スキャンエンジンです。
GS1データバー(Databar)およびGS1合成シンボルに対応
2010年から国際的に使用され、日本では2014年から本格的に使用される新流通標準シンボルGS1データバーに対応しています、また、医療業界で使用されているGS1合成シンボルにも対応しています。
組み込みし易いコンパクトサイズ
デコーダを内蔵しながら23mm(D)×21mm(W)×11.9mm(H)のコンパクトサイズです。しかも、質量は僅か6gです。
レーザ式相当の読取距離
高照度でシャープなエイミングラインは、遠隔読取りでも視認性が良く、また、優れた読取性能を実現しています。0.33mmのJANコードの場合、読取距離は、レーザスキャナ並みの約40cmですので、GS1-128やITF14などのロングシンボルの読取も可能です。
ユニバーサルインターフェース
従来のスキャンエンジンは、RS232Cが一般的でしたが、スキャンエンジンSE380は、USBキーボード(HID)、USBシリアル(COM)、RS232Cのインターフェースに対応しています。