3G携帯、WLAN対応の業務用PDA M3 Whiteを販売開始
3G携帯と無線LANに対応した業務用PDA M3 Whiteを9月から販売開始
業務用モバイル機器製造のM3モバイル社(韓国ソウル特別市江南区駅三洞725-30 CEO 趙 成済)とディストリビューション パートナー契約を締結し、業務用PDA M3 Whiteを9月から販売開始しました。M3 Whiteは、ソフトバンクモバイルの3G携帯通信に対応すると共に、無線LAN、ブルートゥース、バーコード、RFID、デジタルカメラ、GPSに対応したオールインワンのモバイルターミナルです。
3G携帯と無線LANによるシームレスモバイルを実現
従来、モバイルターミナルを携帯電話網で利用するためには、データ通信サービスDoPaカードやPHS通信カードをPDAに挿入していましたが、M3 Whiteは、3G携帯通信モジュールを内蔵することにより小型化と低価格化を実現しています。しかも、通信速度は、従来の10倍から300倍の3.6Mbpsと高速です。
また、520MHzの高速CPUを搭載していますので、複雑なアプリケーションでも快適に運用することができます。更に、最新のWindows Mobile 6.1を搭載していますので、音声通話とデータ通信の操作性やセキュリティ性が向上しています。M3 Whiteは、3G携帯と無線LANにより、事務所や工場から屋外までシームレスな通信が可能です。
様々な機能を搭載した業務用モバイルコンピュータ
M3 Whiteは、業務における様々なシーンで利用できるようにデジタルカメラ、GPS、バーコードリーダ、RFIDリーダが搭載できます。200万画素カラーのデジタルカメラは、工事現場や事故の写真をすぐに送ることができます。GPSは、現在位置や次の配送ルートを知らせることができます。
バーコードリーダは、バーコード用のリニアイメージャ、または、2次元シンボル用の2次元イメージャを選択できます。RFIDリーダは、13.56MHz帯のRFタグを読み取りできます。しかも、屋外の厳しい環境で使用することを想定し、IP65の防塵防滴構造になっています。更に、病院や食品工場で安心して使用できるようにボディ表面を抗菌コーティングしました。
EmPlusによりリッチクライアントを簡単に実現
従来のサーバ&クライアント方式によるモバイルシステムは、プログラムを1台づつインストールしなければなりませんでした。一方、サーバプログラムで動作するシンクライアント方式では、複雑な画面遷移ができないなど操作性が悪く、オフライン状態では使用できませんでした。これに対し、リッチクライアント方式は、アプリケーションをシンクライアント方式と同様にサーバに置くのですが、そのプログラムをダウンロードしてから実行します。
これにより、複雑な画面遷移でも素早い操作が可能で、棚卸などのオフライン(バッチ運用)も実現します。また、モバイルターミナルのソフト変更もプログラムをサーバに置くだけで自動更新できます。モバイルエージェントソフトウェアEmPlusは、このリッチクライアントシステムを簡単に開発し、容易に運用管理するためのミドルウェアですので、M3 Whiteと組み合わせることにより、優れた企業モバイルシステムを構築できます。