UHF帯ポケットRFIDリーダ MR11A7J を6月より販売開始
UHF帯ポケットRFIDリーダMR11A7Jを6月より販売開始
手のひらサイズのリーダでRFIDタグを手軽に読み取り
自動認識システム開発のアイニックス株式会社(東京都目黒区大橋1-6-2 電話03-5728-7500 代表取締役 平本純也)は、台湾MARSON社(Marson Technology Co., Ltd.)のUHF帯ポケットRFIDリーダ MR11A7Jを6月より販売開始します。MR11A7Jは、手のひらサイズで携帯性に優れたUHF帯RFIDリーダです。Android、iOS、Windows等の各種デバイスにBluetoothで接続し、リアルタイムにデータを送信することができます。内臓メモリにより、データを内部に蓄積することも可能です。
これまでUHF帯の手持型RFIDリーダは、長距離読取を目的とした大型の高出力タイプか、近距離読取を目的とした小型の小出力タイプが主流でした。今回のMR11A7Jは、中距離読取を目的とした小型の中出力タイプで、携帯性に優れたスマートなデザインは、サービス分野での利用を可能にしました。
MR11A7Jは、EPC Class1 Gen2およびISO 18000-6C規格のRFIDタグに対応したRFIDリーダです。約100cmの距離から読み取ることができ、読取モードはシングルタグモードとマルチタグモードをサポートしています。出力は免許の不要な特定小電力125mW、7チャンネル出力を採用しています。インジケータにはブザー、LED、バイブレータを搭載していますので、騒音環境や音の出せない環境でも確実な読取確認が可能です。
Bluetooth通信により、最大約10m離れた場所からAndroid、iOS、Windows等の各種デバイスにHIDまたはSPPで接続し、データを送信することができます。PINコードを入力することなく素早く接続することができるほか、通信切断時の再接続機能も備えています。付属のUSBケーブルを使用することでコーデッドスキャナとしても利用可能です。また、2MBのメモリを内蔵していますので、バッチモードでは最大20,000件のデータを蓄積することができます。
サイズは約52mm×110mm×28mmの手のひらサイズ、重量はバッテリも含めて約106gと軽量ですので、携帯性に優れています。防塵・防滴特性はIP42、耐落下強度は約1.5m、使用温度は-10℃~+50℃ですので、屋外や厳しい環境でも安心して使用することが可能です。また、小型ながら1,150mAhの大容量バッテリを搭載していますので、フル充電で最大6,000回の読取を行うことができます。
UHF帯ポケットRFIDリーダMR11A7Jの標準価格は98,000円(税別)で、通信・充電用のUSBケーブルとリストストラップが付属しています。製造業、物流業、倉庫業のほか、イベント、レンタル、病院などのサービス業等を対象に、初年度1,000台の販売を計画しています。