「IoTによる溶接ロボットの統合型生産管理システム」が自動認識システム大賞に入賞
「IoTによる溶接ロボットの統合型生産管理システム」が、(一社)自動認識システム協会の第17回自動認識システム大賞に入賞しました。
概要
従来、自動倉庫、ロータリーラック、無人搬送車、パレタイジング装置、加工システム、組立システム、検査システムがそれぞれ独立して管理されていましたので、それぞれを連携させ効率化を図ることが困難でした。
本システムは、QRコードによる現品管理により、基幹システムと自動倉庫、ロータリーラック、無人搬送車、パレタイジング装置を連携させると共に、ロケーション管理とトレーサビリティを一元管理しました。更に、組立エリアや検査エリアに透過型物体検知センサーを設置し、作業者侵入による事故を防止しています。このように、基幹システムの直下に構築したIoTネットワークシステム(HUBシステム)により、「ロボットをロボットが作る」新時代の生産管理システムになっています。
QRコードは、部品入庫時に現品票として物に貼り付けられ、製品出荷まで移動実績をリアルタイムに記録すると同時に、各設備間を結びつけるIDとして使用します。現品票のQRコードをキーとし、各設備間は自動連携するため、人が都度現場を見ながら状況を確認する必要がありません。
また、実績の照会や各帳票の閲覧は全てシステム上で行うことが出来、既存帳票もデータに置き換えたため、ペーパーレスを実現しました。
どこにいても工場内の状況、実績を確認出来、人が効率的に動くことの出来るシステムとなっています。