部品受入/入庫、生産計画による部品の配膳、無人搬送車への搬送指示、組立確認、出荷検査を行い、バーコードやRFIDを使用してリアルタイムな所在確認と進捗管理を行います。
工程管理
生産形態には、「電子機器」「自動車」「金属」「鉄鋼」「飲料品」「食料品」などに多い連続生産、「機械部品」「電子部品」「半導体」「医薬品」などに多いロット生産、「船舶」「産業機械」「重電」などい多い個別生産があります。
連続生産は、近年、少量多品種化のために頻繁にラインの切り替えが行われますが、その中でも生産性と品質を維持することが求められています。また、自動車では、異なる製品を一つのラインに流す混流生産が行われており、極め細やかな生産指示と部品投入が求められています。これらを実現するためには、バーコードやRFIDの自動認識技術が不可欠です。
ロット生産では、材料、製造、加工、梱包など、ロット毎に工程を進んで行きますが、ここでも少量多品種が増加し、ロットサイズが小さくなっています。そして、工程間の待ち時間を最小化し、ロット別に生産履歴を管理することが求められています。これらを実現するためには、バーコードやRFIDの自動認識技術が不可欠です。
個別生産は、今まで数ヶ月単位で製造する製品が主流でしたが、近年は、屋台方式といって、電子機器を一人生産することが増えています。しかも、多品種であるために、細かな生産指示と部品投入が求められています。これを実現するためには、バーコードやRFIDの自動認識が不可欠です。
進捗管理
進捗管理は、日程計画に対して現場が計画どおりかどうかを確認するための管理です。現場は、機械トラブル、部品材料の欠品や不良、作業者の変動など、日々、様々な問題を抱えています。これらによる生産遅延は、必ず発生しますので、それに早く気づき素早い対応を取ることが求められています。また、製造に要した時間を把握することは、製造原価の精度を高めることができ、また、今後の稼働率改善に有効なデータとなります。現場の状況をリアルタイムに把握するためには、バーコードやRFIDなどに自動認識が欠かせません。
現品管理
「原材料」、「部品」、「仕掛品」、「完成品」が何処に何個あるかを正確に把握しないと、日程計画や出荷計画を立てることができません。また、欠品の場合は、資材現場、生産現場、出荷現場が混乱します。帳簿在庫は、変質、破損、紛失、流用、移転、伝票ミスなどにより、現物と異なる場合がありますので、現品管理が需要になります。POT移動時点管理は、入荷、出荷、移動の時に、現品票のバーコードやRFIDを読み取りますので、正確な現品管理を行うことができます。
工程分析、動線分析
工程全体を組立、加工、運搬、検査、停滞に分類して時間を計測します。停滞時間な長いことは、そこに無駄があることですので、各工程の生産能力の調整や効率化を図り、滞留時間の最小化を行います。従来は、ストップウォッチで計測しましたが、近年は、位置測位システムが開発されたことにより、ワークにタグを付けて流すことにより、場所の動きと時間が自動計測することができます。このデータを集積することにより、製造装置の追加や削除、移動に伴い、生産量がどのように変化するかなどの生産シミュレーションが可能になります。
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LEDピッキング電子ラベル
LEDピッキングに対応した無線で更新できる電子表示器です。4.3インチ電子ペーパー、大きな押しボタン、7色LEDを装備しています。電池寿命 5年