RFIDにより省力化と安全性を実現
有人駐輪場は、自転車の出し入れを監視し、料金精算を行っています。しかし、自転車の取り違い事故や盗難事故が多発していて、今の駐輪場は決して安全とは言えません。また、給与面からシルバー人材を活用することが多いので、夜間の運営が難しくなっています。そこで、安全かつ省力化でき、24時間運営も可能なシステムが求められていました。そこで、利用者のID番号と自転車のID番号を照合することにより安全性を担保すると共に、ゲートを設置するこにより無人化を実現しました。
導入効果
- 昼間は、時間貸しの利用者のために管理者を置きますが、夜間の無人化が実現しました。
- 契約者は、自転車の出し入れを24時間できるようになりましたので、利便性が増しました。
- 利用者IDと自転車IDの照合により、取り違いがなくなりました。
- ゲートにより自転車の盗難を防止できました。
システム概要
駐輪場への入出庫を利用者が行うセルフ式駐輪場は、少ないスペースに設置でき、投資費用も少なくできます。自転車に取り付けたRFIDタグと利用者認証用のRFIDタグ(または、IDカード)を使用することにより、無人の駐輪場管理を実現します。
駐輪場の入口ゲートにRFIDリーダを設置します。ここで、利用者認証用タグを読み取り、ゲートのロックを解除します。利用者は、入場して駐輪場の空スペースに駐車します。(現在は、自転車タグを読む取るように変更されました。)
自転車を排出する場合は、出口ゲートに行き、利用者認証タグをカードリーダに翳します。また、ゲートに設置されたRFIDリーダが自転車タグを読み取ります。利用者のIDと自転車のIDを照合できれば、ゲートのロックを解除し、自転車を排出します。
駐輪場ゲート |
自転車用RFIDタグ |
入場処理 |
退場処理 |
自転車用RFIDタグ
RFIDタグは、自転車前輪を支えるホークに取付ます。導入当初は、読取距離を確保するためにUHF帯の金属対応タグを使用していましたが、現在は、UHF帯の金蔵対応タグに変更しています。
利用者認証用RFIDタグ
利用者を認証するために、キーホルダ型のRFIDタグを使用していましたが、現在は、ICカードを使用しています。
入退場ゲート
入退場ゲートに、自転車タグが読める位置にRFIDリーダを設置します。また、利用者認証タグ(または、ICカード)を読み取るRFIDリーダも設置します。