業種・事例
社長の自動認識講座

社長の自動認識講座

自動認識技術に関する基礎知識やアイニックスが提案する自動認識コンセプトをお伝えします。

ライセンスキー発行

ライセンスキー発行

ご購入いただいた製品のライセンスキーを当WEBサイト上で発行いたします。

自律走行搬送ロボット AMR

自律走行搬送ロボット AMR

最先端のインテリジェントロボットソリューションで製造・物流現場の搬送業務を強力にサポート。「人手不足の解消」「ヒューマンエラー削減」「生産性向上」といった課題を解決します。

むつ市 実証実験事例

赤外線センサーと加速度センサーで罠を遠隔監視

 害獣を捕獲するために罠を仕掛けますが、罠の状況を巡廻監視するのは、管理者にとって大きな負担です。そこで、この負担をセンサー付RF監視タグ、M2Mアダプタ、モバイル通信を使用したIoTによって解決しました。

箱罠や囲い罠で捕獲されたサルは、逃げようと暴れます。サルの動きを赤外線サンサーや加速度センサーで検知し、信号を中継器に送信します。中継器は、M2Mアダプタとモバイル通信を使用してメー ルサーバに転送します。そして、メールサーバは、罠の管理者に罠の状況をメール送信します。

 

囲い罠
サルを捕獲する囲罠
バッテリ内蔵 中継器
バッテリ駆動の中継器
赤外線センサー監視タグ
囲い罠の内部を監視する赤外線センサー
箱罠 赤外線センサ監視タグ 
箱罠の上部に設置された赤外線センサー

罠の監視方法

囲い罠

2.7m(縦) × 5.4m(横) x 2.7m(高さ) の囲い罠の壁4面に加速度センサーRF監視タグを装着し、振動を検知します。また、囲い罠の外に赤外線センサーRF監視タグを設置し、囲い罠の中を監視します。更に、囲い罠の傍の木に赤外線カメラを設置し、囲い罠内部を監視します。

箱罠

箱罠の上部に赤外線センサー監視タグを装着し、罠の内部を監視します。

 

導入の効果

囲い罠

  • 囲い罠は、1匹のサルを捕獲でき、メールで通知することができました。
  • 赤外線センサーは、降っている雪を検知するために、検知閾値を3分に3回から5回に変更しました。
  • 加速度センサーは、強風で壁が揺れると加速度を検知するために、検知閾値を3分に3回から5回に変更しました。
  • 捕獲メールにより監視カメラで罠の状況を確認したところ、捕獲後に脱走したことが判明しました。
日中のカメラ画像
日中のカメラ画像、サルが見える
夜間のカメラ画像
夜間のカメラ画像

箱罠

箱罠は、1匹のサルを捕獲でき、メールで通知することができました。

センサー検知数
検知数の推移

 

システム概要

赤外線RF監視タグ

検知距離12mの焦電型赤外線センサーを内蔵しました。

加速度RF監視タグ

加速度の検知範囲を1.5G~4Gに設定しました。

赤外線カメラ

解像度 2メガピクセル、赤外線照射距離15mのネットワークIRカメラ SNO-6011KRN (SAMUSUNG)を使用しました。電源は、中継器からPoEで供給しました。

中継器

電源は、リチウムイオンのモバイルバッテリ(52.8Ah)を登載し、センサー検知信号が予め設定した閾値を越えたときに、M2M、PoE、赤外線カメラに1時間電源供給する電源制御を実施しました。モバイル通信は、AINIX MOBILE 1GB定額サービスを使用しました。

メールサーバ

メールサーバでは、3分間に5回以上の加速度を検知した場合に捕獲メールを送信するように設定しました。また、夜間は、メール送信を停止し、夜間に捕獲された場合は、朝9時に捕獲メールを送信しました。また、バッテリーレポートは、1日1回、朝9時にメール送信しました。

 

むつ市 システム構成

 

Contact

お問い合わせ

当社に関する質問やご相談はフォームよりお問い合わせください。
気になる点や質問などもございましたら、お気軽にご連絡ください。

-->